Wavesのノイズサプレッサー用プラグインのNS1と自動音量調整用のVocalRiderをZoom等のビデオ会議の音声にかけて、相手が聞きやすい音声にしてみた。

NS1とVocalRider

Wavesの有料プラグインで、だいたい安売りしている。

  • NS1

    • ノイズサプレッサー
    • 喋っていないときのバックグラウンドのノイズを取り除く
    • プリセットのVocal Podcastを利用している
  • VocalRider

    • 自動音量調整
    • フェーダーを声の音量によって自動で調整してくれる
    • 声が大きくなったらリアルタイムでフェーダーを下げてくれるので、専属のPAが居るようなイメージ
    • プリセットのLoud Ridingを利用している

VSTHostとVoiceMeeterBanana

  • VSTHost

    • 上のVSTプラグインを利用するために必要なソフトウェア
  • VoiceMeeterBanana

    • 仮想ミキサーで、色々な音声をどこに出力したいかを調整できて便利。

ルーティング

マイク -> オーディオインターフェース -> VSTHost -> VoiceMeeterBanana -> Zoom

という流れ。

マイク -> オーディオインターフェース

ここは、自分のマイクがオーディオインターフェースに接続され、オーディオインターフェースがPCに接続されているはず。

オーディオインターフェース -> VSTHost -> VoiceMeetrBanana

VSTHostは、Devices > Waveから、Input portオーディオインターフェースOutput PortMME: VoiceMeeter Aux Inputに設定した。

VSTプラグインは、

Engine Input -> NS1 Mono -> Vocal Rider Live Mono -> Engine Output

という順番。

VoiceMeeterに入る前に、まずWindowsのシステム音声の出力先をVoiceMeeterInputにしている。 これは、Windowsのタスクバーにある音声出力の設定。 VoiceMeeterInputにすることで、VoiceMeeter内では、VoiceMeeter VAIOというところにWindowsのシステム音が入力されている。

VoiceMeeter右上のHARDWARE OUTA1で、自分が普段使用している出力先を選ぶ。 私の場合は、オーディオインターフェースをA1に選択している。

そして、VoiceMeeter VAIOのフェーダーの横にある、A1をオンにすると、システム音声が普段と同じように聞こえてくるはずだ。

次に、VSTHostの出力先である、VoiceMeeter AUXのフェーダーの横にあるB1をオンにする。

B1は、VoiceMeeter VAIO OUTに出力される設定になっている。

VoiceMeeterBanana -> Zoom

マイクからVSTHostを経由した音声を、Zoomに投げるために、Zoom内のオーディオ設定のマイクを、VoiceMeeter Outputに設定する。

Zoom内のオーディオ設定のスピーカーは、VoiceMeeter Inputに設定する。

これで、プラグインの通った音声がB1からZoomに入り、Zoomの音声はA1から聞こえているはずだ。